東京ディズニーシーにある「トランジットスチーマーライン」は、3つの乗り場と4つのコースがある蒸気船です。
海をテーマにした東京ディズニーシーらしいアトラクションで、移動に使えるコースもあります。うまく利用するとディズニーシー入り口と奥地を楽に移動できる優れもの。
ただ、トランジットスチーマーラインはメディテレーニアンハーバーでショーがおこなわれている時間帯は運休しますので、確実に乗りたいならば朝イチか閉園前の時間を狙うといいでしょう。
この記事では、乗り場とコース、待ち時間などの情報を詳しく解説していきます。
「トランジットスチーマーライン」の特徴
バリアフリー
トランジットスチーマーラインは、車いすや介助犬の利用も可能です。ただ、階段を伴わない車いす用の出口の関係で、座席が最前列に固定されますので、注意が必要です。(目の前には操舵室がある為、視界が真横のみとなります。)
各種制限
東京ディズニーリゾートの全てのアトラクションでは、2017年より年齢制限が撤廃され、身長制限のみに統一されました。しかしトランジットスチーマーラインには身長制限はありませんので、小さなお子様からお年寄りまで、どなたでも楽しむ事ができます。赤ちゃんは抱っこして利用する事ができます。
撮影
乗船中の撮影は自由に行えます。
ハーバーショーで運休
トランジットスチーマーラインはショーが開催されるメディテレーニアンハーバーを通る為、ショー開催中および開催前後は運休になります。(ショーの内容にもよりますが、1つのショーで2時間運休が目安。)
その為、イベントのショーなどが重なった時には、朝イチにすぐに運休になったあと、夜まで再開しない場合もあります。
メディテレーニアンハーバー乗り場
ディズニーシーの玄関口、メディテレーニアンハーバーの乗り場からは、アトラクション「インディジョーンズアドベンチャー」などがある、奥地ロストリバーデルタ行きの船が出ています。メディテレーニアンハーバーを出発した船は、アメリカンウォーターフロント、ポートディスカバリーを経由して、ロストリバーデルタに到着します。
ロストリバーデルタ乗り場
ロストリバーデルタからは、メディテレーニアンハーバー行きの船が出ています。ロストリバーデルタを出発すると、アラビアンコースト、マーメイドラグーン、ミステリアスアイランドを経由し、メディテレーニアンハーバーに到着します。
アメリカンウォーターフロント乗り場
アメリカンウォーターフロント内、ダッフィーのエリアがあるケープコットからは、ディズニーシーを時計回りに1周するコースの船が出ています。ディズニーシーの全てのエリアを経由しますので、ディズニーシーが初めての場合、地理感を掴む為に利用するのもいいかもしれません。
臨時コース
変則コースとして、ケープコットとロストリバーデルタ間の折り返し運転も存在します。トランジットスチーマーラインは、メディテレーニアンハーバーでハーバーショーが開催されている時間及びその前後は運休になります。
この時、メディテレーニアンハーバーを経由しないケープコットとロストリバーデルタ間で、臨時の折り返し運行が行われるのです。
この折り返し運行は、3艘が連なって進むので、待ち時間は20分に固定されます。
向いている年齢と類似アトラクション
「トランジット・スチーマーライン」は、年齢関係なく楽しめるアトラクションですので、他のアトラクションに乗れない乳幼児におすすめです。
ぜひ乗りたい、おすすめの類似アトラクションは、
ヴェネツィアン・ゴンドラ
ゴンドリエが漕ぐゴンドラは、メディテレーニアンハーバーへ。水の都ヴェネツィアにいるような、優雅な旅を楽しめます。
エレクトリック・レールウェイ
ニューヨークと未来のマリーナを結ぶ、時空を越えた電車。移動手段としても利用でき、特に男児が喜びそうなアトラクションです。
蒸気船マークトウェイン号
おとなり東京ディズニーランドにある大きな豪華客船です。アメリカ河を巡る船旅では、インディアンの集落にも出会います。
トランジットスチーマーラインの混雑対策
当ブログではパークの混雑状況により、「A混雑期」「B休日」「C平日」「D閑散期」の4つの混雑レベルを設定しています。入園当日の混雑レベルは混雑予想でご確認ください。
待ち時間は基本的に少ない
回転率の良いトランジットスチーマーラインは基本的に待ち時間が5分の場合が多く、混雑期などは一時的に15分~20分まで伸びる事もありますが、ごく短時間です。
どの乗り場も曜日に関わらず日中は5分待ち。午後に一時的に20分程度まで伸びますが、すぐに解消されます。
臨時便は待ち時間長め
ケープコットとロストリバーデルタ間の折り返し運行の時間帯は、注意が必要です。折り返し運行は臨時便ですので運行本数が少なく、1往復20分ですので、どんなに空いていても最低20分は待ちます。
ショー開催による影響
トランジットスチーマーラインは、待ち時間よりもハーバーショーに伴う運休に注意すべきです。運休になる時間はショーの内容や回数によっても異なりますので、事前に東京ディズニーリゾートインフォメーションセンターで確認しておくと良いでしょう。
乗場を間違えると逆効果
トランジットスチーマーラインは移動に利用できるアトラクションですので、計画的に利用しなければなりません。
例えば、朝イチでせっかく奥地のロストリバーデルタまで徒歩で行ったのに、ロストリバーデルタでトランジットスチーマーラインに乗ってしまうと、玄関口のメディテレーニアンハーバーまで戻されてしまいます。
逆に閉園間際にメディテレーニアンハーバーから乗ると、奥地のロストリバーデルタに行く事になります。
ディズニーシーは複雑な地形の為、玄関口のメディテレーニアンハーバーと奥地のロストリバーデルタ間は、徒歩で1km程歩く事になりますので、注意して下さい。
トランジットスチーマーラインのバックグラウンドストーリー
世界中の港を結ぶ小型蒸気輸送船。ディズニーシーの各港からも、世界各地に様々な物を運んでいます。オフィスはロストリバーデルタの乗り場付近にありますよ。
トランジットスチーマーラインの細かな設定・雑学
・13艘ある船は外輪船と呼ばれる、浅い水深の運行に適した本物の蒸気船。
・5色に分かれる船には1艘1艘、歴史的に有名な人物の名前が付いていて、船体にも記載されています。
赤色 PONCE DE LEON ・ NELLIE BLY ・ FRANCIS DRAKE
黄色 MARCO POLO ・ MOLLY BROWN
緑色 HENRY HUDSON ・ JOHN SMITH ・ SEBASTIAN CABOT
水色 JACQUES CARTIER ・ ADMIRAL PEARY ・ LEIF ERICKSON
青色 CAPTAIN COOK ・ AMERIGO VESPUCCI引用:wikipedia
・メディテレーニアンハーバーの乗り場には、近所でレストランを営むザンビーニ兄弟が作ったワインが出荷待ちをしています。
・ロストリバーデルタの遺跡で発掘中のインディージョーンズも、トランジットスチーマーラインで発掘道具を運んでいるようです。
・アメリカンウォーターフロントのデランシーケータリングでホットドックを買うと、ホットドックの包み紙がトランジットスチーマーラインの操縦士募集広告になっています。
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