キャプテン・デイビスの1日

とある日、キャプテン・デイビスの1日に密着してみた。

ストーム

彼の1日は自宅から始まる。起床後、身支度を整えると軽く朝食を取り、部屋の電気のスイッチを入れては、実際に電気が付く前に素早くスイッチを切る。この不可解な行動は、職務上不可欠な訓練なのだと、彼は言う。

不可解な訓練をしばらく繰り返し、おもむろにバッグにピーナッツを放り込むと、彼は家を出た。

彼の職場は、気象コントロールセンター。この日、気象コントロールセンターでは、ストームの中心でストームディフューザーを爆発させ、ストームを消滅させる実験の成果を祝い、フェスティバルが開催されていた。そのフェスティバルの目玉は、実際にストームライダーに乗り込み、ストーム消滅の様子を見学する事ができるというものだ。
彼は、そのストームライダーを操縦するキャプテンである。

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職場に着くと彼は、「エレクトリックレールウェイが遅延した」と苦しい遅刻の言い訳をし、仕事の準備に取り掛かった。
今回消滅させるストームは風速70m、気圧925hPaで、最高ランクのレベル5に値する。これは、1961年に発生した第2室戸台風に匹敵するストームだ。

今回、キャプテン・デイビスと共にストームライダー2号機に乗り込み、ストーム消滅の過程を見学することにした。
機内に乗り込むと、計器類の確認をする彼。なぜかバッグに放り込んだピーナッツまで確認していた。

2機のストームライダーが発進し、いよいよストームライダー計画がスタート。
ところが、ここで予期せぬ事態が起こった。ストームライダー計画は順調かと思いきや、作戦の指揮を執るキャプテン・スコットが操縦するストームライダー1号機が、落雷に合い、作戦実行が難しくなってしまったのだ。
指令センターからの「作戦は中止です」の無線もむなしく、キャプテン・デイビスは自分だけで作戦を実行する事を決めた。

我々の乗ったストームライダー2号機は、すでにストームの中心に差し掛かり、緊迫したムード。指令センターからの無線も無視して作戦は進む。

ついに彼は、うっとおしく思い無線を切ってしまった。
「無線を切ったら承知しま・・・」
なるほど、朝の訓練はこの為だったのかと納得。

その後、順調にストームディフューザーを切り離し、爆発のカウントダウンが始まった。ところが、頼みのストームディフューザーすらも落雷に直撃してしまう。コントロールを失ったディフューザーは、我々の乗るストームライダー2号機の屋根を貫通してしまったのだ。

かろうじて爆発前にディフューザーを切り離す事に成功し、予定通りストームの中心で爆発してくれた。これによって、ストームは消滅し、ストームライダー2号機は無事に帰還。

この後キャプテン・デイビスが指令室に呼ばれ、お小言を受けたのは、言うまでもない。

肩を落として帰宅した彼は、この日の夜、柿の種を肴に酒を飲んでいた。器用に柿の種だけをかじると、余ったピーナッツを袋に詰め、ニヤっと笑いながらバッグにしまった。

こうして、彼の1日は終わったのだ。

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