パークの開園時間が早く、何かと慌ただしい朝の東京ディズニーリゾート。
中には、「入園したら朝食を食べよう」なんて考えている人も多いことでしょう。しかし、開園時間から営業しているパーク内のレストランは、ほんの数件。
東京ディズニーランドではクリスタルパレスレストランでぷーさんファミリーと触れ合える朝食がありますが、事前予約制ですぐに予約は埋まってしまいます。
東京ディズニーランドの他のレストランや東京ディズニーシーでは、残念ながら軽いパンやサンドイッチぐらいしか選択肢がありません。家族やグループ内で食べ物の好みが違うと、とても困りますよね。
そこで、ディズニーホテルでの朝食ブッフェ(ディズニーではビュッフェのことをブッフェと呼びます)はどうでしょうか?
東京ディズニーリゾートには、「東京ディズニーランド・ホテル」「ディズニー・アンバサダーホテル」「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」の3つのディズニーホテルがあり、各ホテルに朝食ブッフェをおこなっているレストランが2店ずつ、計6店もあるのです。
アンバサダーホテルの「シェフ・ミッキー」を除き、宿泊者以外でも利用することができますし、予約ができるレストランもあります。すぐに予約が埋まってしまうパーク内のレストランと違い、予約もとても取りやすいのでおすすめです。
僕の一番のおすすめは、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのオチェーアノでの朝食です。洋食のみならず、和食もかなり充実した内容で、洋食派・和食派問わず楽しむ事ができますし、お子さんが喜ぶメニューも多数。ぜひ素敵な朝を過ごしてくださいね。
この記事では、ディズニーホテルで朝食ブッフェをおこなっている全レストランの内容や混雑具合について解説していきます。
シャーウッドガーデン・レストラン(東京ディズニーランド・ホテル)
朝食時間6:30~10:00(最終入店、料理は10:30まで)
※2019年4月27日(土)~5月6日(月)、7月20日(土)~9月1日(日)は6:00~9:30
13才以上¥3,200
7~12才¥2,100
4~6才¥1,500
3才以下 無料
プライオリティ・シーティング(予約)対象
和食 小鉢系を中心としたラインナップ
焼き魚やきんぴらごぼう、お新香や梅干しなどの小鉢系総菜と、味付け海苔やふりかけが並びます。もちろん白いご飯と味噌汁も用意されています。
洋食 魚、肉、野菜がバランスよく
アメリカンドッグやから揚げなどの揚げ物も。ゆで卵などもあり、塩がいちいちお洒落なのにも注目です。
中華 シャーウッドガーデンのみのカテゴリー
シュウマイや餃子などの点心、チャーハンなど、中華が並ぶのはシャーウッドガーデン・レストランだけ。せいろにもミッキーが。
デザート 種類は少ない
デザートやフルーツの種類はあまり多くはありません。シリアルやヨーグルトなども並んでいます。季節によって変わる「特製ジュース」が美味しいのでおすすめです。
シャーウッドガーデンレストランの総評/お子様連れにおすすめ
週末を中心に混雑するので、予約は必須です。混雑日などは予約が無いと利用できない可能性もあります。
料理の内容は幅広く、種類も多いのでおすすめです。お子様の高さに調整されたカウンターでは、お子様が喜びそうなメニューも多数並んでいます。
最低限の和食も並んでいますから、ご家族での利用も良いでしょう。
ドリーマーズ・ラウンジ(東京ディズニーランド・ホテル)
朝食時間6:30~10:00(最終入店、料理は10:30まで)
13才以上¥2,800
7~12才¥1,700
4~6才¥1,000
3才以下 無料
サラダ 野菜やフルーツが充実
サラダには葉物野菜やキュウリ・トマトといった定番から、ひじきのサラダやサーモンさらだなど、バラエティーに富んでいます。
フルーツも種類が多く、デザートコーナーにヨーグルトも用意されていますから、フルーツヨーグルトにするのもおすすめです。
和食 少ない品ぞろえ
きんぴらなどの副菜が数品あるのみです。
白いごはんはありませんが、おかゆと稲荷が用意されています。
洋食 パンの種類が充実
ベーコンとソーセージ、スクランブルエッグなどの定番はもちろん、魚料理と肉料理が1品ずつ用意されています。
パンの種類は豊富なので、いろいろ試したい場合はグループでシェアするのがいいでしょう。
デザート カスタマイズ重視
小分けではなく、大皿から取り分けるスタイルのデザートです。ヨーグルト、マンゴープリンなどがあります。
ヨーグルトは無糖タイプなので、マンゴーソースを添えるか、パンコーナーのジャムをいれても美味しくいただけます。
ドリーマーズ・ラウンジの総評/軽い朝食におすすめ
品数も多くはないので、時間のない朝に軽く食べたい場合におすすめです。お子さんが喜びそうな菓子パン系も充実していますので、ファミリー層も十分に満足できるでしょう。
コンシェルジュおよびスイートの客室の宿泊者に限り、プライオリティシーティング(予約)や当日の優先案内があります。
ですが、混雑することは少なく、いつでも入れる印象です。よほどの混雑日でもないかぎり、入店を断られることはありません。
混雑日であっても、パーク開園後は余裕があります。
シェフ・ミッキー(ディズニー・アンバサダーホテル)
朝食時間7:30~9:30(最終入店、キャラクターは10:15・料理は10:30まで)
90分制
13才以上¥3,700
7~12才¥2,400
4~6才¥1,700
3才以下 無料
ディズニーのキャラクターと会える「キャラクターダイニング」
シェフミッキーでは、ミッキー・ミニー・ドナルド・デイジーと会うことができます。サインや写真撮影も可能です。各キャラクターが2~3分滞在してくれますから、パーク内のグリーティング施設のような慌ただしさはありません。複数枚の写真も可能です。
キャラクターは席を順番に回っていきますが、ブッフェの料理を取りに行ってる間に順番が回ってきても、きちんと後から来てくれますので安心です。
利用はアンバサダーホテル宿泊者限定/予約制
シェフ・ミッキーは朝食・ランチ・ディナー共に完全予約制です。プライオリティシーティングの申し込みが必要です。
さらに、この朝食ブッフェの予約は、ディズニー・アンバサダーホテル宿泊者に限ります(チェックイン日は不可)。
客室数(平均稼働率)とレストランの席数を比べても、宿泊者の1/3程しか利用できませんので、宿泊者だからと言って必ず予約できるとは限りません。
シェフ・ミッキーでの朝食予約を100%取る方法はひとつ
アンバサダーホテル宿泊する場合、ホテル宿泊予約成立時にレストランのプライオリティシーティングが取れます。
公式の予約サイトでは宿泊日の5ヵ月前の11:00から、センターに電話で申し込む場合は宿泊日の4か月前の9:00より、受付け開始となります。
ただし、ホテル宿泊とパークチケット・ファストパスなどがセットになった「バケーションパッケージ」を申し込むと、宿泊日の6ヵ月前の11:00から予約ができます。
このバケーションパッケージを申し込むことが、シェフ・ミッキーの朝食枠を100%ゲットする唯一の方法です。
注意点としては、バケーションパッケージで必ず「アンバサダーホテル」を選択してください。だって、シェフ・ミッキーの朝食は「アンバサダーホテル宿泊者限定」ですから。
ハイピリオン・ラウンジ(ディズニー・アンバサダーホテル)
朝食時間6:30~10:30(最終入店、料理は11:00まで)
13才以上¥2,700
7~12才¥1,700
4~6才¥1,000
3才以下 無料
サラダ 種類豊富で変わり種も
葉物野菜などの定番はもちろん、海藻やポテトサラダなどのトッピング系も種類豊富で、野菜を包むトルティーヤが置いてあるのはハイピリオン・ラウンジだけです。ディップもアボカドやツナマヨなどがあります。
洋食 バランス重視型でゆで卵も
もしあなたが板東英二ならば、朝食はハイピリオン・ラウンジで決まりです。スクランブルエッグがあるにも関わらず、ゆで卵も置いてあります。
ソーセージとベーコンはもちろん、肉料理・魚料理・野菜料理が揃うなど、バランスの良い品ぞろえです。
パンの品数も多からず少なからずで、平均的な部類です。
デザート 乏しい品ぞろえ、ヨーグルトは〇
デザートは杏仁豆腐があるくらいで、これといった特徴はありません。フルーツ類の種類も少なく、「デザートは別腹」組には厳しいでしょう。
ただ、ヨーグルトが市販の個包装タイプなのは嬉しいですね。
ハイピリオン・ラウンジの総評/お子さん連れは厳しい印象
パンにしろデザートにしろ、お子さん向けが少ないのが気になります。デザートを重視しない大人は、逆にバランス重視型のハイピリオン・ラウンジがベストかもしれません。
ハイピリオン・ラウンジはアンバサダーフロアの客室の宿泊者限定でプライオリティシーティング(予約)を受けていて、当日も優先的に案内されます。
ただ、両パークから離れた位置に存在するホテルですので、どの時間帯も余裕があり、待つことは無いでしょう。
オチェーアノ(東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ)
朝食時間6:30~10:00(最終入店、料理は10:30まで)
13才以上¥3,200
7~12才¥2,100
4~6才¥1,500
3才以下 無料
プライオリティ・シーティング(予約)対象
サラダ トッピングが豊富
基本の葉物野菜にサラミ・ショートパスタなどのトッピングが豊富に用意されています。器に入ったカクテルサラダ系も充実しています。
和食 和食ブッフェと間違えるほどの品数
オチェーアノの朝食は和食が充実しています。白いご飯やみそ汁はあたり前ですが、さつま揚げや玉子焼きも。焼き魚・小鉢系も多数。シラスやとろろ芋もあるので、どんぶりも作れます。
洋食 スペシャリティーのパンケーキ
豊富な品数のパンも嬉しいですが、オチェーアノの朝食は、その場で焼いてくれるパンケーキがいただけるのが強みです。デザートコーナーにフルーツや生クリームもありますので、好みのパンケーキにカスタマイズもできます。
洋食のおかず系では、ソーセージとベーコンなどの定番系はもちろん、肉料理・魚料理・野菜料理がバランスよく揃っています。
また、ディズニーホテルでの朝食はどこもお子さん向けにカレーが甘口ですが、オチェーアノだけは専用の辛いソースを用意してくれているので、辛さが調節できます。
デザート
パンケーキがある分、デザートはそこまで種類豊富ではありませんが、ひと通り揃っています。ヨーグルトが市販の個包装なのは個人的に嬉しいです。
季節によって変わる特製ジュースはぜひお試し下さい。
オチェーアノの総評/全世代バランス型、特に和食好きに
「朝は絶対に和食」という人はオチェーアノでまず間違いありません。お子さんが喜びそうなメニューも多数、若い世代が好む洋食もあり、年配層が好む和食も豊富。あらゆる世代が満足できるメニュー構成となっています。
混雑日などは予約は必須ですが、9時以降は比較的余裕があります。
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ(東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ)
朝食時間6:30~10:00(最終入店、料理は10:30まで)
13才以上¥3,000
7~12才¥1,900
4~6才¥1,300
3才以下 無料
サラダ トッピング多数
サラダは葉物野菜を基本に、サラミやカプレーゼなどの前菜系も豊富です。粉チーズやバジルソースがドレッシングとは別に用意されていますので、カスタマイズも容易です。
洋食 朝食とは思えない充実ぶり
和食が無い分、洋食はかなり充実した品数です。肉料理・魚料理・野菜料理がそれぞれ数品ずつ用意されています。
パンの品数も多く、お子さんが喜びそうな菓子パン系も充実しています。
ソーセージに粒マスタードが用意されているのも、ヴェッラヴィスタ・ラウンジだけです。
デザート フルーツが豊富
ヴェッラヴィスタ・ラウンジの朝食は、フルーツが充実しています。キウイ・メロン・パイン・オレンジ・グレープフルーツ・ドラゴンフルーツと、今回紹介した全レストランの中でも最多のラインナップです。
ヨーグルトがオリジナルの小瓶に入っているのもポイントです。プレーンは無糖ですので、フルーツなどと合わせて楽しみましょう。
ヴェッラヴィスタ・ラウンジの総評/洋食派におすすめ
洋食の品数が強力です。お子さんが喜びそうなメニューが少ない点と、和食が全くない点から、家族で利用するには躊躇しそうです。
ただ、窓からの眺めが東京ディズニーシーですので、贅沢な時間を過ごすことができます。
スペチアーレ・ルーム&スイートの宿泊者はプライオリティシーティング(予約)と、当日の優先案内をおこなっています。
パーク内が見えることから、パーク開園前は特に混雑します。9時以降を狙って行くと、比較的待たずに入れるでしょう。
ディズニーホテルでの朝食おすすめ度
お子さん連れ
シャーウッドガーデン・レストラン★★★★★
ドリーマーズ・ラウンジ★☆☆☆☆
シェフ・ミッキー★★★★★
ハイピリオン・ラウンジ★☆☆☆☆
オチェーアノ★★★★☆
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ★★☆☆☆
カップル
シャーウッドガーデン・レストラン★★★☆☆
ドリーマーズ・ラウンジ★★★★☆
シェフ・ミッキー★★★★★
ハイピリオン・ラウンジ★★★☆☆
オチェーアノ★★★☆☆
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ★★★★★
グループ
シャーウッドガーデン・レストラン★★★☆☆
ドリーマーズ・ラウンジ★★★☆☆
シェフ・ミッキー★★★★★
ハイピリオン・ラウンジ★★★★★
オチェーアノ★★★☆☆
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ★★★★☆
3世代
シャーウッドガーデン・レストラン★★★★☆
ドリーマーズ・ラウンジ★☆☆☆☆
シェフ・ミッキー★★★★★
ハイピリオン・ラウンジ★☆☆☆☆
オチェーアノ★★★★★
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ★★☆☆☆
板東英二
シャーウッドガーデン・レストラン★★★★★
ドリーマーズ・ラウンジ☆☆☆☆☆
シェフ・ミッキー☆☆☆☆☆
ハイピリオン・ラウンジ★★★★★
オチェーアノ☆☆☆☆☆
ヴェッラヴィスタ・ラウンジ☆☆☆☆☆
※当記事のメニューや価格は2019年3月現在のものです。変更があれば随時更新していきますが、更新が遅れる場合もあります。
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