皆様のおかげで、東京ディズニーリゾート情報ブログ「Discovery Disney」も、開設から2年半という中途半端な節目を迎えました。
最近、ブログを通してよくいただく質問の中に、
「ディズニーブログをやりたいんですけど、ディズニーに詳しくないと書けませんか?」
というものがあります。
ここ数年、空前のブログブームで、一気に人口が増えた感のあるブロガー界隈。
「ディズニーブログをやりたい」ということは、ディズニーが好きだからディズニーに関する情報を発信していきたい!という事なんでしょうね。
でも、「好き」=「詳しい」わけではない。
情報の引き出しが少ないから、ブログを続けていけるか不安だ。
そんな内容のメールがよく届きます。
結論から言うと、
「僕のブログはディズニーリゾートの情報を載せるブログであって、ブログ運営に関する情報を扱うブログではないので、そんな事を聞かれても分からない」
というのが正直なところであります。
ま、でも、せっかく質問メールをいただいているので、僕がブログを書く上で気を付けていることを紹介していこうかと思います。
なにかのヒントになれば幸いです。
つまらないブログを目指す
「ディズニーリゾートに関係するブログを運営する」と言っても、大きく別けて2つのジャンルがあると思います。
①ライトユーザー向けにお役立ち情報を書く。
②ディズニーマニア層向けにディープな内容のブログを書く。
ライトユーザー向けブログはつまらない
僕のこのブログはライトユーザー向けに書いているブログです。
初めてディズニーに行く人、久しぶりにディズニーに行く人、家族にせがまれて情報を仕込むお父さん、そんな人達に向けて書いています。
「週末はトイレも並ぶんだよ!」
「12時台のレストランは混雑するよ!」
「夜は花火が上がるんだよ!」
まぁ、こんな情報を書くわけです。
でもこれ、マニア層から見れば「そんなの知ってるよ、新しい情報がないつまらないブログ」と見られてしまうかもしれません。
マニア層向けブログは意味不明
マニア層向けは、どちらかと言えば「日々変わる情報」を載せるのを得意としています。
例えば
「ぬいばエンポに集約でした」
「本日のラス回は撫であげからのゲッダンで神でした」
「スニーク、ミキポジ2ndはインもアウトもプレスです」
ね、意味不明でしょ(笑)
どちらのスタイルか定める
ライトユーザー向けとマニア層向けの共存は難しいので、自分のブログでどちらに向けて書くかを決めなければいけません。
ですが、「詳しくないと書けないか?」と質問してくるぐらいですから、マニア層向けは到底無理です。
さらにマニア層向けの記事は基本的に日々変わるものを題材としますから、情報の鮮度もどんどん落ちていきます。
これがもしライトユーザー向けに書くブログならば、
「空いているトイレ情報」とか
「レストランの空いている時間帯」とか・・・
比較的日々の変動が少ない情報を発信できます。
もし書くことがなくなったら
もともと「詳しくない」と自己評価しているあなたですから、ライトユーザー向け記事を書いていくと、そのうち情報の引き出しが無くなってしまうでしょう。
でも、ディズニーのブログをやるということは、少なくとも年に数回はパークに行くのではないでしょうか?
パークに行った日の行動を思い出してみると、ブログの記事になる情報がたくさん詰まっています。
舞浜までは電車で行きましたか?それなら
「大宮駅から舞浜駅の行き方」なんて記事が作れますね。
どこの駅でどの路線に乗り換えるとか、何両目に乗ると階段に近いとか、書くことはたくさんあります。
長い待ち時間でスプラッシュマウンテンに乗り終わったあとすぐにトイレを探したなら、
「スプラッシュマウンテンに一番近いトイレ」なんて記事も書けます。
ようは、パークでの行動ひとつひとつを記事にしてしまえばいいんです。
情報収集はマップを持った人を狙い撃ち
ライトユーザー向けに情報を載せるということは、ライトユーザーがどのようなことを知りたいのかリサーチしなければいけません。
僕はよく、パークに行くとマップを広げて見ている人のほうに近寄っていって、そばを歩くようにしています。
マップを見ているということは、その人がマニア層である確率は限りなく低いのです。マニア層はマップが頭に入っていますから(笑)
ということは、そのひとは初心者かライトユーザーということになります。
ディズニーリゾートでは、マップを広げている人がいると、キャストさんが近づいてきて何を探しているのか尋ねてくれます。
するとマップを広げていた人は
「○○はどこですか?」と質問しますよね?
それこそが、ライトユーザーが求めている情報なんです。
行儀は良くないですが、僕はそれをいつも盗み聞きしています。
僕のヒアリングによる、キャストさんがよく聞かれている質問をいくつかご紹介します。
トイレはどこですか?
雰囲気を壊さないように街並みに溶け込むデザインにしてある東京ディズニーリゾートのトイレですから、見つけられないのも不思議ではありません。
中には、トイレの目の前で聞いている人もいます(笑)
風船はどこで買えますか?
なぜか入り口付近でしか売っていない風船。パーク内で誰かが持っている風船を見てほしくなった時に聞くんでしょうね。
出口はどこですか?
パーク内は広い。そりゃぁ、出口も分からなくなりますわい。というか、出入り口が1カ所しかない事すら知らない人も多いと思われます。
テンプレもセオリーも無視する
ブログを始めるにあたり、「ブログ 初心者」で検索して、様々なサイトでブログの運営方法の情報を集めるかと思います。
すると、どのサイトにもだいたい同じようなことが書かれていて、その通りに記事を書くのがテンプレというかセオリーというか、まるで神のお告げがあったかのように、だいたいどのブログも同じ構成になってしまいます。
簡単にまとめると
題名→導入文→大見出し3つ→まとめ
この構成をやたらと勧められるのです。
でも僕は、そのテンプレだかセオリーだかは無視して書いています。たまには気分転換にセオリーを取り入れる事はありますが、基本無視です。
題名には数字を入れなさい
人は具体的な数字を見たほうが納得する。だから題名には数字を入れよ!ってのがセオリーになっています。
なので、どのブログをみても
「○○な3つの理由」とか
「○○の為にやった3つのこと」とか、
そんな題名多くないですか?
僕が思うに、「具体的数字」というのは「興味を惹く数字」だと思うんですよ。
例えば、
「ディズニーのチケットが3,000円引きになる方法!」とか。
興味がわいてクリックしようとしませんか?
これがもし
「ディズニーのチケットが割引になる3つの理由」
だったらどうでしょうか?べつに理由がいくつあろうが「ふーん」って感じですよね。
なので僕は、興味を惹くような数字が無い時は、題名に数字を入れません。
導入文に結論を書きなさい
これは先に結論を書いてしまったほうが見る人にやさしいということです。すぐに結論が知れ、興味があれば先の詳しい解説を読むらしいのです。
でも、中には結論など無い記事もあります。
例えば、パーク内のトイレを全て紹介する記事を書いた場合、ただパーク内のトイレを羅列しているだけの記事に結論などありません。
それでも無理やり導入文に結論を書こうとすると
「パーク内にはたくさんのトイレがあります」
なんて、どうでもいい結論に辿りつくんですね。
なので、僕は無理に導入文に結論を書きません。
大見出しは3つ用意しなさい
なんで3つなのか不明ですね。別に見出しが2つしかなくても4つあっても見やすければいいと思います。
でもたまに無理やり3つにしようとして変な構成になってるブログがありますね(笑)
最後にまとめを書きなさい
まとめってつまり、結論でしょ?
いやいやいや、あなたさっき導入文に結論を書きなさい言うたやん。また最後に結論書くの?
って事です。
しかもなんでしょうね。まとめの出だしって、
「いかがでしたでしょうか?」
にしなきゃいけない風潮がありません?
なんでみんな「いかがでしたでしょうか?」でまとめようとするんだろう・・・。
ワンクッション置いてからじゃないとまとめられないなら、無理にまとめなくていいとおもうんですよ、僕。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕がブログの記事を書くうえで気を付けていることをご紹介しました。でも、僕はディズニーに関する情報ならたくさん持ち合わせていますが、ブログの運営方法に関する情報は引き出しが少ないのが現状です。
なので、「ディズニーのブログをやりたい!」って人からアドバイスを求められても、
「僕のブログはディズニーリゾートの情報を載せるブログであって、ブログ運営に関する情報を扱うブログではないので、そんな事を聞かれても分からない」
ってのが正直なところです。
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